Gakkenほいくえん 吹田SST(大阪府吹田市)では、コロナ禍の2022年4月1日にOPENをしました。
開園当初は子どもたちもコロナを気にしつつ、手洗い、うがいなどの対策をしながら過ごしていました。
ですが、最近では、遊びに夢中になることが増え、手洗いより遊びを優先することがよく見られるようになったので、職員全体でどうしたら子どもたちに手洗いの大切さを伝えられるのか考えました。
そこで、栄養士が立ち上がり、食育の一環としてどれくらい自分たちの手が汚れているかを調べてみることにしました。
使ったものは、給食の食材で余った食パンです。
廃棄せず、学びにつなげることでSDGsについても、子どもたちに知ってもらう良い機会になりました。
はじめにそれぞれのクラスで、手洗いについて考えてみました。
栄養士さんが、手洗いの歌に合わせて手の洗い方を教えてもらうと「え~そんなに(ながく)あらってないわ!」ということが分かりました。
そこで・・・
①手を洗わない手
②水だけで洗った手
③石鹸で洗った手
この3つの手を用意して、それぞれ滅菌した食パンに手を付けて10日間ほど常温のまま保存しておきました。
すると・・・
①手を洗ってない手
②水で洗った手
で触ったパンには黒カビがすぐに生えてきました。
子どもたちは「うぁ~!きたな~い‼」「このくろいの、なに⁈」と興味津々でパンを見ていました。
③石鹸で洗った手で触った食パンにはうっすらとカビが生えているだけでした。
子どもたちは、いつも食べている食パンが黒くなっていることに驚いていました。
そこで、みんなの手はどんなことになっているのか考えてみると・・・
黒くなった食パンを食べるのと同じであることが分かり、手洗いをどのようにしたら良いのか考えました。
栄養士さんが教えてくれた『手洗いの歌』のやり方なら、きれいに洗えることが分かり、みんなで手洗いの大切さを知ることが出来ました。
後日、水道の近くに掲示された手洗いの方法を見ながら、「こうやんなー」と言って友だち同士で声を掛け合い手洗いをしていました。
Gakkenほいくえん 吹田SSTでは、一つひとつの経験を通して大切なことを伝えていき、お子さんに身に付けて頂けるようにしたいと思います。
これから風邪やインフルエンザも流行する時期にきているので、みなさんも手洗い、うがいを大切にして過ごしてください。
これからも、Gakkenほいくえんの取り組みをお楽しみに♪