Gakkenほいくえん 桃井(東京都杉並区)では、『つなぐつたえるプロジェクト』として、日頃より日本の伝統文化に触れ、体験する取り組みに力を入れています。
今回はひかり組(5歳児)の子どもたちが新しい年を迎えるのにふさわしい、しめ縄づくりを行いました。
しめ縄づくりとは??
その年の神様である年神さまをお迎えして感謝をし、また一年間守ってもらう、それがお正月の信仰という意味があります。
しめ縄は神様が来る場所の入口。しめかざりは、神様の入口であるしめ縄にお正月特有のかざりを施したものです。
もともとはその地域ごと、さらにいえば、各家庭に、思いをこめて作られていたそうです。
しめ縄かざりは新しい年がよい年でありますようにと願いをこめ、そして、神様にここが入り口ですよと教える道しるべであることを伝えるためといわれています。
縄を綯(な)うにあたって右に綯う、左に綯うという決まりごとがあるようです。
今回、縄を綯うこと以外は、子どもたちがそれぞれ思い思いのかざりを作り装飾していくことを伝えました。
今回使うしめ縄は、お米の産地である新潟から送ってもらいました✨
子どもたちの中で、おじいちゃん、おばあちゃんが新潟にいるという子がいたりと、予想外の盛り上がりでした!!
しめ縄の装飾物は「京友禅紙」と「餅花(紙ねんど)」と「だいだい(紙ねんど)」を使っています。
しめ縄づくりの手順は・・・
1. ①②をそれぞれ右綯いをする。
2. ①と②を左綯いで1本にする。
3. ③を右綯いする。
4. 2でまとめたものを③で左綯いする。
引用:信州産の稲わらで作る「しめ飾りの作り方」 2022年版 2021/10/27 https://www.youtube.com/watch?v=YJz-R1qgjK8
子どもたちで作る時は、二人一組で実施しました。
1つ目の束を綯う時に、他の2つの束をまとめてもち、縄を綯うお友だちがやりやすいように工夫してくれました。
綯うお友だちがとても上手に進めています。
それを見て、押さえる係のお友だちも脚を踏ん張って頑張っていました!
餅花や橙は紙粘土で作りました。
みんな楽しそうに作っていました♪
オリジナルのしめ縄かざりが完成しました✨
また、保育園では、昨年から継続して行っている伝統工芸を使った展示をご紹介していきます。
今回は、幼児クラスが様々な場面で触れた京唐紙の松竹梅の展示をしました。
「来る年が良い年になりますように・・・」との願いをこめて、吉祥柄のものにしました。
園内には、日本の伝統文化に触れることを意識して、京和傘を飾っています。
Gakkenほいくえん 桃井では、日本の昔からある伝統工芸を子どもたちも身近に感じ親しんでいます。
これからも、日本の伝統文化に触れる機会を継続して行っていきたいと思います。
今年も皆さんにとって良い一年になりますように☆彡