Gakkenほいくえん 吹田SST(大阪府吹田市)では、「みんなの命の大切さについて」考える機会がありました。
保育園で遊びに夢中になると、つい棚の上に登ったり、お部屋の中を走ったり、危ないなと思うことがありました。
本当にケガをしたらどんなことになるのか、また保育者はどんな風に手当をすれば良いのかを考える機会を持つことにしました。
講師に明治医療国際大学の救命学科の上久保先生をお招きし、手当の方法や命の大切さについてお話を伺いました。
(事前に保育者に傷のメイクを行っています)
先生たちは、危ない行動をしている子どもたちを見つけると、「お部屋では、どうやって動くのかな?」「棚に登ったらどうなるかな?」など、子どもたちが自分で考えて行動できるように声掛けをしています。
今回は、先生が「棚の上に登ろうとし、転んでケガをしてしまう」想定で行いました。
ルールを守らず行動したことで腕から流血していまい、子どもたちも心配で手当の様子を見ていました。
手当が終わると、クラスのみんなでどうしたら先生がケガをしなかったのかを考えてみました。
先生が、ケガした流れを振り返ってみると・・・
子どもたちは冷静で、「そら、のぼるから、ケガするねん」とあっさり答えていました!!
普段からお友だちが部屋の中を走っているのを見て「いやだな」と思う子もいたり、「はしったら、あかんで」と言っても聞いてもらえないなどの意見もあがりました。
その他には、お友だちに対して発言される言葉が優しくない時があるとの意見もありました。
この場を設けたことで、子どもたちが思っていることや、感じていることを言葉に出してもらうことで、命を守ること以外にも人間関係で大切なことは何なのか、改めて気づかされる良い機会となりました。
またひとりひとり、自分だったらどう思うのか、どう行動するのかなど考えて発言する姿が印象的でした。
今回は、みんなの命は大切であることを改めて理解し、これからはその命を守るためにはルールを守って行動することの大切さを意識していってほしいなと思っています。
またひとりひとりのお子さんが、自分だったらどう思うのか、どう行動するのかなど考えて発言する姿が印象的でした。
これからも、Gakkenほいくえん 吹田SSTでは、『生きる力』を引き出すために今回のような機会を設け、ひとりひとりの考えを大切にしていきたいと思います。